きっかけは・・・
私が小さい頃から、母が「自律神経失調症」と診断を受け入退院を繰り返していました。
・人に言われたことをくよくよと気に病む。
・ちょっとした出来事で落ち込みやすい。
・人前に出ると明るく振る舞い、家に帰って来てから寝込む。
・電車に乗ったり人混みに行くと倒れる。
・夜眠れない。
・天井がぐるぐると回るようなめまいがする。
そんな状態が10年以上続きました。
学校から帰ると、母が寝込んでいるか、病院に行っているかだったと記憶しています。
幼心に、母は心が弱い人だ。私は強くなろう。そして、私が母を助けなければ!と思っていました。
大学を卒業し、一般職に就いたのですが、仕事があまりに忙しく、今度は私の心と体に少しずつ不調が現れてきました。
毎日会社に行こうとすると具合が悪くなっていくのです。
母のことを心が弱いと思っていた私自身が、同じようになっていくことに恐怖を感じ、仕事を退職しました。
その頃、心理学に出会ったのです。
人はなぜ気を病み、病気になっていくのかということがだんだんと分かってきました。
長年ずっと原因が分からなかった母の病気のことが理解でき、さまざまな方法を実践しているうちに、病気もすっかり治りました。
一時は外にも出られなかった母が、次第に笑顔を取り戻し、今では毎日元気に働けるほどになりました。
その経験から、心理カウンセラーとして、人の助けになるという道を選びました。